コサージュの作り方のヒント - コサージュの組み立て
ベースが出来たら、いよいよ、コサージュを組み立てます。
ブローチ金具は、後からでは縫い付けにくいので、先にベースに縫い付けておきます。
1.各パーツを縫い付けず、どんな感じに仕上げたいか並べてみる。
2.並べてみて、枝の数が不足している場合や、もう少し短い枝が必要な場合は、作り足す。
3.並べ方が決まったら、その状態を簡単なイラストに描いておいたり、デジカメなどで写真を撮っておいて、後で組み立てる時の参考にする。
4.枝や葉物を縫い付ける。(最低2箇所は固定する。)
これで、コサージュ全体のシルエットが決まる。
(1)ベースの後ろから表へ向かって針を出し、枝の軸の上に糸を渡し、ベースの後ろへ向かって針を刺す。
(2)ベースのビーズの中に針を通して、最初に固定したところから少し離れた場所に来たら、ベースの表へ針を出して、枝の軸を固定する。
しっかり留めておきたい場合は、もう何箇所か作業しておくのがよいが、完全に1本ずつ固定してしまうと、後で少し動かしたい場合に困るので、とりあえず2箇所固定したら、他の枝や葉物を縫い付けておき、最後に完全に固定するという方がよい。
5.大きい花を縫い付けて、その次に小花を縫い付ける。
小花は軸の付いた状態に仕立てた物を何本かまとめて1つの物にしてから縫い付けてもよい。
コサージュを作るための作業はいろいろありますが、組み立ての作業が一番難しく、いつも神経を使います。
並べた時には、うまくいっていても、実際に縫い付けると、微妙に位置が変わります。
また、置いているだけの時は、フワッとベースに載っているのが、縫い付けると、ベースにピタッとくっつくので、ボリュームの感じも変わります。
後から縫い付けたパーツによって、先に縫い付けたパーツの位置が変わることもあります。
そのため、組み立ての作業は、時々離れた位置から眺めて、バランスが取れているかをよく確認して、丁寧にゆっくりと作業するといいです。
小さいタイプのコサージュでも、型崩れしたくない場合は、ワイヤーを中に入れて作ったり、出来上がった状態で、近くにある枝と花を所々縫い合わせておく作業をしておきます。
使う目的によって、いろいろやり方を変えて作ってみて下さい。