ダイヤモンドチェインステッチ(Diamond Chain Stitch)

ダイヤモンドチェインステッチのステッチの写真
形の整った四角い模様が連続するステッチです。
後で補足しているように、ビーズの種類をいろいろ変えると変化が出ます。
やり方は他にもありますが、ビーズの収まりやすさや、段を増やすことを考えると、ここで紹介する方法が作業しやすいと思います。
初めての方は、オフルームの基本事項をご覧下さい。
  1. 記号の説明
  2. ダイヤモンドチェインステッチの編み方の図1
    1. (図1)
    (1)シードビーズAを4個通して輪にして糸を結び、最初に通したビーズ(#1)にもう一度糸を通す。シードビーズBを1個(#5)拾い、#2のビーズに糸を通す。シードビーズBを1個(#6)拾い、#3のビーズに糸を通す。
    (2)シードビーズBを1個(#7)拾い、#4の ビーズに糸を通す。シードビーズBを1個(#8)拾い、#1、#5、#2、#6のビーズに糸を通す。
  3. ダイヤモンドチェインステッチの編み方の図2
    2. (図2)
    (1)シードビーズAを4個(#9〜#12)拾い、#6、#9のビーズに糸を通す。
    (2)シードビーズBを1個(#13)拾い、#10のビーズに糸を通す。
    シードビーズBを1個(#14)拾い、#11のビーズに糸を通す。
    シードビーズBを1個(#15)拾い、#12、#9、#13、#10、#14のビーズに糸を通す。
  4. ダイヤモンドチェインステッチの編み方の図3
    3. (図3)
    (1)シードビーズAを4個(#16〜#19)拾い、#14、#16のビーズに糸を通す。
    (2)シードビーズBを1個(#20)拾い、#17のビーズに糸を通す。
    シードビーズBを1個(#21)拾い、#18のビーズに糸を通す。
    シードビーズBを1個(#22)拾い、#19、#16、#20、#17、#21のビーズに糸を通す。
  5. 2、3と同様の工程を繰り返し、必要な長さを編む。

ダイヤモンドチェインステッチのバリエーション例写真
【補足1】

ビーズのサイズや種類をいろいろ変えてみると変化が出ます。
●説明中のシードビーズAを竹ビーズに変える。
●説明中のシードビーズAをファイアーポリッシュに変える。
●説明中のシードビーズAを1個の所をシードビーズAを2個に変える。
●上記の方法を組み合わせる。
他にもいろいろあります。

ダイヤモンドチェインステッチのバリエーション例写真
【補足2】

ネッティングと似ているように見えます。
(右写真の上がネッティング、下がダイヤモンドチェイン)

違いの1つは、隣の編み目との間にあるシードビーズBの向きが違うことです。
もう1つの違いは、ネッティングは編み目が自由に動くのに対して、
ダイヤモンドチェインは編み目の形が固定された状態であることです。
使用する用途によってどちらで作業するか使い分けるとよいと思います。

段を増やすこともできます。
前の段とシードビーズBの部分を共有した状態で増えます。
共有している部分のシードビーズBは、新しくビーズを拾うのではなく、既にあるシードビーズBに糸を通して作業する、ということに気をつければ、1段目とほぼ同じ作業で増やすことができます。