ダッチスパイラル ( Dutch Spiral )

ダッチスパイラルのステッチの写真

らせん状にビーズが並ぶステッチです。
基本形はシンプルな形ですが、応用すると、らせんの大きさや形が様々に変わり、バリエーションがいくつもできるおもしろいステッチです。
シードビーズを始め、様々なビーズが使えます。ネックレスやブレスレット、バッグのストラップなどに便利です。
初めての方は、オフルームの基本事項をご覧下さい。

材料  丸大ビーズ(サイズ8/0)、丸小ビーズ(サイズ11/0)、針、糸 
(※ 違うサイズのシードビーズでも出来ます。)

  1. 図1から図3の中で、番号のあるのが丸大ビーズ、番号のないのが丸小ビーズ

  2. ダッチスパイラルの編み方:図1
    1. (図1) 1段目
    丸大ビーズ1個、丸小ビーズ1個、丸大ビーズ1個、丸小ビーズ1個、丸大ビーズ1個、丸小ビーズ1個の順に拾って糸に通して輪にして、糸を結ぶ。
    その糸をすぐ隣の丸大ビーズ(#1)から出しておく。
  3. ダッチスパイラルの編み方:図2
    2. (図2)2段目。
    (1) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを2個拾って糸に通し、1段目の次の丸大ビーズ(#2)に糸を通す。
    (2) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを2個拾って糸に通し、1段目の最後の丸大ビーズ(#3)に糸を通す。
    (3) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを2個拾って糸に通し、2段目で最初に拾った丸大ビーズ(#4)に糸を通す。
  4. ダッチスパイラルの編み方:図3
    3. (図3)3段目。
    (1) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、2段目の次の丸大ビーズ(#5)に糸を通す。
    (2) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、2段目の最後の丸大ビーズ(#6)に糸を通す。
    (3) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、3段目で最初に拾った丸大ビーズ(#7)に糸を通す。
  5. 4段目以降。 図3を参考に以下のような作業を繰り返す。
    (1) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、前の段の次の丸大ビーズ(#8に相当するビーズ)に糸を通す。
    (2) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、前の段の最後の丸大ビーズ(#9に相当するビーズ)に糸を通す。
    (3) 丸大ビーズを1個、丸小ビーズを3個拾って糸に通し、この段で最初に拾った丸大ビーズに糸を通す。

    好みの長さになったら、仕上げの段の作業を行う。(上記の作業のままでは口が開いた感じになるので)
    上記の(1)〜(3)の工程の丸小ビーズを3個拾う所を2個拾う作業で1段、
    上記の(1)〜(3)の工程の丸小ビーズを3個拾う所を1個拾う作業で1段行い、
    最後の段でできた6個のビーズに全て糸を通して、さらに1個余分に糸を通してから始末する。

ダッチスパイラルの応用例写真
【補足】
・ 糸を足す時ははた結びでつなぐ。
・ 糸の始末は編み目の中をらせん状に糸を通し、時々向きを変えて抜けないようにしてか ら切る。
・ 編み目がゆるみやすいので、各工程で、よく糸を引き締める。(固くなりすぎない程度に)

・ 始めに作るビーズの数を増やしたり、違うサイズのビーズに置き換えると様々なものができる。
 例えば、
  ●説明中のシードビーズで丸小を特小に、丸大を丸小に変えると細いものができる。
  ●説明中のシードビーズで丸小を竹ビーズに、丸大を丸小に変える竹ビーズのらせんができる。
  ●説明中の丸大の部分を(丸小、丸大、3mmファイアーポリッシュ)に変え、
   丸小の部分を図1〜図3の全ての工程で特小2個に変えて作業すると、右写真のようにできる。

ダッチスパイラル(Dutch Spiral)を応用したネックレスの作り方は、こちらにあります。ご参考下さい。