筒状のペヨーテステッチの編み方
ペヨーテステッチはオフルームビーズワーク(ビーズステッチ)では良く使われますが、平面以外にも筒状に編むことが出来ます。
右の写真のようなニードルケースを作る場合は、筒の状態を作って、その形のまま編んでいきます。
筒状のペヨーテステッチの場合も「偶数目で編む」場合と、「奇数目で編む」場合とがありますが、「偶数目で編む」場合の方が多いと思います。
筒状のペヨーテステッチ(偶数目):例えば、一周が12目の筒を編む場合
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材料:シードビーズやデリカビーズ、針、糸 (※ いろいろなビーズで出来ます。)
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1. (図1)必要な数の偶数個のビーズ(図では#1〜#12)を糸に通し、もう一度糸をそのビーズ全部に通し、最初に拾ったビーズにもう一度糸を通す。
この時、糸は強く引きすぎないようにする。
3 段目以降のビーズがきれいに並ぶために少しゆとりが必要である。(作る物のサイズにもよるが、1 周が30 目ぐらいの作品で、ビーズ2,3個分のゆとりがあるとよい。)
また、後で糸をきつく締めたりゆるめたりできるように、糸を縫わないように気を付ける。 これが、1、2 段目。 -
2. (図2)ビーズを1 個(#13)拾い、#3 に糸を通す。
ビーズを1 個(#14)拾い、#5 に糸を通す。
以下、同様にビーズ1 個を拾い、1で通した輪のビーズを1つ飛ばして隣のビーズ1個に糸を通していく。
各工程でよく糸を引っ張る。これが3 段目。
3 段目の終わりは#1の位置に糸が出てくる。4 段目の作業の前に#13に糸を通しておく。 -
3. (図3)真横から見ると、図3のようになっていることを確認する。 また、この時に、ビーズがきれいに並んでいない場合は、糸をゆるめたり引っ張ったりして、微調整し、形を整えておく。
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4. (図4、5)ここから4 段目。ビーズを1 個(#19)拾い、#14 に糸を通す。
ビーズを1 個(#20)拾い、#15 に糸を通す。
以下同様にビーズ1 個を拾い、3 段目のビーズの間におさまるように糸を通していく。
4 段目の終わりは、#13 の位置に糸が出てくる。 -
5. (図5)5 段目の作業の前に#19 に糸を通して、図5のような状態になっていることを確認する。
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5段目以降も、同様に編んでいく。次のことを確認する。
・ 次の段に上がる前に、その段で最初に拾ったビーズに必ず糸が通る。
・ 2 段目以降の各段の最初のビーズの位置は、段が増えると1つずつ左隣へずれる。糸の始末や追加の仕方は、「平面のペヨーテステッチ(偶数目)」の時と同じです。