スクエアステッチ(Square Stitch)
ビーズが縦横に方眼の目のように並んでいるステッチです。ビーズ織りの作品と同じようにビーズが並んでいますが、糸の通り方が異なります。模様も作りやすく、広い面を作るのに向いているので、タペストリーや バッグなどにもよく使われます。小さく作って、フリンジを付けるとブローチやペンダントなども作ることが出来ます。
デリカビーズのような円筒形のビーズを使うと、ビーズが安定して作業がしやすいです。
初めての方は、オフルームの基本事項をご覧下さい。
-
1. (図1)1.5〜2mぐらいに糸を切り、端から20cmぐらいの所にテープを貼る。
(ビーズが抜けないようにするため。後で取り外す。)
テープではやりづらい場合、ビーズ1個を糸に結び付けて抜けないようにして、取り外してもよい。
シードビーズを必要な幅の数だけ拾って糸に通す。(図1では、#1〜#8) シードビーズを1個 (#9)拾って糸に通したら、#8のビーズを通って、再び今拾った#9のビーズに糸を通す。 -
2. (図2)シードビーズを1個(#10)拾って糸に通したら、そのビーズの真下にあるビーズ(#7)を通って、再び今拾ったビーズ(#10)に糸を通す
-
3. (図3)以後、2の工程を端まで繰り返す。
(必ず拾ったビーズの真下にあるビーズを通り、再び今拾ったビーズに糸が通る。) -
4. (図4)(この工程は、今編んだ部分を補強するためなので、必要ない場合や柔らかく作りたい時は、飛ばして5の工程へ進んで良い。)
今、編み終わった位置(#16)から、すぐ下の段全てのビーズ(#1〜#8)に糸を通し、その上の段の全てのビーズ(#9〜#16)に糸を通す。 -
5. (図5)次の段を編む。シードビーズを1個(#17)拾って糸に通したら、その真下にあるビーズ(#16)を通り、再び今拾ったビーズ(#17)に糸を通す。
これを繰り返し、端まで編む。必要であれば、4の工程を行い、さらに次の段を編んでいく。
平面のパターン例です。
(デリカビーズで編んでちょうどよいパターンなので、丸小ビーズなどのビーズで作ると模様が縦長になります。)
(デリカビーズで編んでちょうどよいパターンなので、丸小ビーズなどのビーズで作ると模様が縦長になります。)
外側の目を減らす場合 … 編み目の外側のビーズを減らして幅を狭くしたい場合
-
編み終わりの位置(左図の*)から、その下の段のビーズを通って、次に編む位置のビーズまで図のように移動する。その位置からスクエアステッチで、必要なだけ編む。
外側の目を増やす場合 … 編み目の外側のビーズを増やして幅を広くしたい場合
-
1. (図1)編み終わりの位置(図の*)から、増やしたい列の数の個数分のビーズを糸に通す。
-
2. (図2)ビーズを1個拾い、増やしたビーズの1番端のビーズに糸を通して、今拾ったビーズに糸を通す。
-
3. (図3)後は、通常の方法で編み続ける。
内側の目を減らす場合(1) … 編み目の内側のビーズを減らして幅を狭くしたい場合
-
1. (図1)目を減らしたい場所に来たら、新しくビーズを拾い(#20)、真下にある2個のビーズ(#12、13)に糸を通して、再び今拾ったビーズに糸を通す。 この時、よく糸を引っ張り、ビーズ同士に隙間があかないように注意する。
-
2. (図2)後は、通常の方法で編み続ける。
内側の目を減らす場合(2) … 編み目の内側のビーズを減らして幅を狭くしたい場合
-
1. (図1)目を減らしたい場所に来たら、新しくビーズを拾い(#20)、真下にあるビーズ(#13)を飛ばして、隣のビーズ(#12)に糸を通して、再び今拾ったビーズに糸を通す。 この時、よく糸を引っ張り、ビーズ同士に隙間があかないように注意する。
-
2. (図2)後は、通常の方法で編み続ける。
-
2つの方法のどちらを使うかは、作る作品や好みで決めてよい。
内側の目を増やす場合 … 編み目の内側のビーズを増やして幅を広くしたい場合
-
1. (図1)目を増やしたい場所に来たら、新しくビーズを2個(#20、21)拾い、真下にあるビーズ(#13)に糸を通して、再び今拾った2個のビーズに糸を通す。 この時、よく糸を引っ張り、ビーズ同士に隙間があかないように注意する。
-
2. (図2)後は、通常の方法で編み続ける。